最果ての向こう

誰もいない

君はそこにいてくれていいんだよ

 社会人になりました。


 嫌です。どれだけ嫌かなんて、きっと誰も理解してくれないと思います。


 わたし本当に病気なんかじゃないですよね。みんなこんな風になりますよね。


 誰も信じられないときとかありますよね。


 周りの誰もが思ってるよりもわたしは弱いし、簡単に人を信じられないし、常に周りを疑ってるし、誰もがそうですよね。


 苦しい日に限って誰もそばにいなくて、ひたすらはやくこんな人生終わればいいのにと布団の中で思っています。


 どうせひとりなんです。誰かと一緒にいて笑っているわたしなんて本当かどうかもわからないし。しんどいし。


 そんな風にして一番好きなバンドの曲を聞こうと思って聞いて、もっと苦しくなって勝手に涙が出てくるし。


 いつだってわたしの神様で、唯一この世で信じられる人で、もうあなたしかいないんだよ。


 曲の中からでさえ寄り添ってくれるあなたに会えなくなれば、わたしはもう本当に好きな人がいなくなって、生きる意味が大袈裟ではなくなるんだよ。


 わたしやあなたを好きな人たちが泣き出しそうになったときにあなたはマイクを持って向かうからそこにいてくれていいんだよと言ってくれるからまだ大丈夫だと思わなくちゃいけない。


 がんばらなくちゃいけないっていうのはいやでもわかっているのに、体がもうおかしいし。


 でも周りはがんばっているわたしを望んでいるからがんばらなくちゃいけない。


 望まれる努力って意味があるんですか?